日本挿絵大賞2016 総評

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挿絵というジャンルのこだわり

(審査員総評まとめ)
挿絵というジャンルは、ただ絵が上手いだけではなく、物語性が大切な要素となる。そのため、物語の解釈や、時代背景、登場する場所や物などの広い知識、そして豊かな想像力や表現力が試される分野でもある。
そういった点では、今回の応募作品は、はっきりと「物語性」を打ち出している作品と、自身の描きたいイマジネーションを描いている作品とに分かれた。
その中で、受賞作品は文章と並んだらどうなるんだろうと思わせる力があった。

また、この公募展は「手描き」にこだわっての公募となったが、改めて、原画の価値を知らしめる機会となった。デジタルにはない奥行きや色の美しさ、完成、表現力、演出。1次審査(デジタル審査)を終えてから、原画による最終審査では、「すべて原画のみの審査で良いのではないか」という意見が出たほど、生の原画が素晴らしかった。現在はデジタルが主流で、印刷やWEBには便利になった分、手描きの原画が存在しないのは寂しい限り。JPAL紀伊國屋展「日本挿絵大賞2016」公募展(※)で、ぜひ原画を見てその美しさを知っていただきたい。


※受賞・入選作品は、下記にて、原画を展示・販売いたします。

JPAL紀伊國屋展2016
〜本の世界を彩ってきた挿絵画家たちの原画展

会期:2016年5月27日(金)〜 6月 23日(木)

  • 第1週    2016年5月27日(金)〜 6月 2日(木)「新聞連載/モノクロームの世界」
  • 第2週    2016年6月 3日(金)〜 6月 9日(木)「挿絵黄金時代の仕事」
  • 第3週    2016年6月10日(金)〜 6月16日(木)「パブリッシュファンタジスタの仕事」
  • 第4週    2016年6月17日(金)〜 6月23日(木)「日本挿絵大賞2016」(※)

会場:紀伊國屋書店 新宿本店 4Fフォーラム 東京都新宿区新宿3-17-7